湘南、葉山エリアのオリンピックムーブメント

先日、”江ノリンピック盛り上げ隊”という方々が主催する
ミーティングに参加してきました。
2020東京オリンピックでセーリングの会場になる地域の
人たちが、オリンピックを通過点として将来の湘南エリアを
考えるミーティングです。

実は、オリンピックでのセーリングの会場は”江の島”だけじゃ
ないんです。
入口は江の島でも、海上は駿河湾全体といっていいほどの
広い範囲(江の島~葉山沖)なのです。

初めて聞いたときは「え?どういうこと?」と思いました(笑)
が、セーリングって風のみ?が頼りなスポーツなので
風の良い時はどの競技も同じってことで、一斉に違うクラスの
競技が行われるということ。だから広いエリアが必要なんだそう。

で、話は戻るのですが、
JOCとか都とか、オリンピックを主宰する側の仕事は
オリンピックが終わったら終わりなんだそうです。
当たり前といえば当たり前ですが、オリンピックのために
建築されたもの、環境はその後どうするか・・・
国立競技場の話がニュースでも話題になっていますが、
その後は各自治体が何とかしなくちゃいけないそうで、
”江ノリンピック盛り上げ隊”は、長野オリンピックの時に
会場となった白馬村などを視察して、東京オリンピックを
通過地点と考え、これからとその後を考えていこうという
集団なのです。

すごいな~と、私は感心するばかりでした。
でも、参加者の皆さんの生き生きとした姿をみていたら、
私も嬉しくなりました。
こんな風に、自分の町を愛して考えられる集団。

更に、”江ノリンピック盛り上げ隊”の考えに共感した
二つの団体も参加されました。

「ゴミ0」の江の島オリンピックを目指す
湘南クリーンエイド倶楽部

湘南地域の10年後の理想の町づくりを考える
湘南ビジョン研究会の
湘南都市構想2020

葉山に引っ越してきて早2年
ご近所とのコミュニケーションの少なかった
都内から引っ越してきて、
色々なエネルギーと新鮮さを感じています。

人生を満足に生きる

昨日、素敵なおじいちゃまの
ケアをさせていただきました。
85歳のSさん。
とてもお元気で
病気を患っているようには
思えないおじいちゃま。
緩和医療を在宅で
受けていらっしゃいます。

足腰が弱ってしまい
一人で歩くことはできず
排便も介助が必要ですが
頭は至って明晰。
少々同じことを繰り返すような
認知症状は出ているものの
読書もするし
日記もつける。

往診してくださる先生方
訪問看護のスタッフ
緩和ケアスタッフ
誰にでも気持ちよく
話をしてくださいます。

多くのサポーターが
彼の身体をサポートし、
ご自身も
しっかり状況を理解して
人生を歩まれている。

そんな風に実感でき
私たちの心までを
和ませてくれます。

そんなSさんが
「俺の人生は
本当に満足な
人生なんだよ」
と、にこにこしながら
お話ししてくださいました。

14歳で鉄道会社に
就職して、
当時花形だった
蒸気機関車の運転士になって、
子供たちに夢を与えて、
多くの仲間に支えられて、
いい奥様と出会って・・・
今思い出しても
わくわくする!

話を聞いている私をも
笑顔にさせてくれる
素敵な一人の人生

下積み時代の辛さも
今はいい思い出、
戦時中のことも
あの時がなければ
今はないと
仰っていました。

私の施術を受けながら
「あ~いい気持ち。
今日はぐっすり
眠れそうだ~」
なんて言って
にこにこ。

そして最後は
「死生っていうのかな?
魂生っていうのかな?
人生のあとは
どんな生が
待っているのかな?
楽しみなんだよな」
と。

死生観は
人それぞれですが
こんな風に
わくわく感が
伝わってくるような
話し方をされる方は
あまり出会ったことが
ありません。
羨ましくなりました。
私もこんな風に
年をとることができたら・・・
と、思いました。

それには、
今をきちんと生きること。
Sさんも日々を誠実に
生きてきたからこそ
言える言葉、
満足感だと思います。

実は最近
プライベートで
ちょっと悶々と
していた私は
ハッとしました。
目の前にいる患者さんに
私はこんなにも
心を温かくしてもらっている!

新年度を迎え
多くの人が
心新たに始動する季節。
私もその一人として
大切なメッセージを
頂いたのでした。

皆さんはどのような
新年度を
迎えていらっしゃいますか?