イベント報告「秋の味覚を五感で体験」

10月25日(日)晴天の鎌倉で
森林療法、日本茶セラピー、絵本セラピーの
3本立てでイベントを行いました。

20151025_ブログ③

このイベントは、
寺社仏閣めぐりのイメージが強い鎌倉にある
素晴らしい森を体感し、
自然欠乏症候群などと言われる
現代の私たちのQOLを高めるためのイベントです。

20151025_ブログ②

20151025_ブログ①

そしてそこに、日本茶や絵本という
私たちに馴染みやすいスパイスを追加。
鎌倉で1日中のんびりしていただきます。

今回で2回目のこのイベント。
参加者の方にはとても喜んで
いただきました。
気候もちょうどよかったし
森もたくさんのことを教えてくれました。

今年12月1日より、50名以上の企業では
ストレスチェック(制度)が
義務化されます。
従業員のストレスが、
会社の中だけの問題なのかなど
疑問視される問題もありますが、
それだけストレスが多い時代で
あることは間違いないようです。
ひとつの理由には、
私たち現代人は
自然から離れた生活を
しているということ。

古代ギリシャの医師ヒポクラテスは
「人間は自然から離れると病気になる」
と、言ったそうです。

是非、森に足を運んでみてください。
ただ健康のために歩くという目的だけでなく
自分のあるべき姿(本性)に戻るために。

 

心のあり様と治療の関係

心のあり様が
病気の進行に
変化をもたらせたり
治療の過程に
良い影響をもたらすことは
よく言われている話です。

例えば、
通院しながら
治療をされている方が
心のどこかで
「本当にこれで治るのだろうか」
とか
「辛くて辛くて病院に行くのが苦痛だ」
などと思っているのと
「この治療が私の身体を回復へと
向かわせてくれている」
と思っているのとでは
治療の結果に
大きな違いが出ることがあります。

先日たまたま
私がこの仕事を初めた
最初のころに
携わらせていただいた
乳がんの患者さんの
今の様子を
伺うことができたので
ご紹介しようと思います。

実はその方は
治療を終えて5年が経ち
再発が認められなかったため
つい最近病院を卒業されました。

私がかかわったのは
手術後に始まった
抗がん剤治療の精神的苦痛を
和らげるためでした。

知り合いのナースから紹介され
初めて会った時の
彼女の様子は
今でもはっきり覚えています。
30代前半で
乳がんを告知され
患者会の仲間に支えられ
勇気をもって前向きに
手術を受けたものの
精神的苦痛は大きく
抗がん剤治療に対して
不安を抱えていました。
そして治療の前日は
血液検査の結果が悪くて
治療が進まないのではないか
ということばかり考えて
治療に対する不安も持ちつつ
自分の健康への不安もあって
夜も寝られない
といった状態でした。

それを見かねたナースが
私を紹介したのでした。
彼女は
私のところに来て
リフレクソロジーを受け
心身を安定させ
「この治療が私の身体を回復へと
向かわせてくれている」
という健全な希望を
もって毎回の治療に
取り組みました。

結果、
彼女が見聞きし想像していたほどの
副作用が現れず
それが彼女の安定を
更に生むことが
できたようでした。

私たちセラピストは
あくまでも
サポーターとしての
役割しか持っていません。
心のあり様はその人の
考え方やとらえ方で
変わります。
心のあり様が健全だと
治療に対する意識だけでなく
身体の中の免疫細胞や
自己治癒力も活性化され
様々な負担が軽減されるのは
多くの研究でも
分かってきています。

私たちには、
自分を健康にする力が
備わっています。
小さいころ
何か嫌なことがあったりすると
お腹が痛くなったり
所謂 ”仮病” って
経験したことありませんか?
あれも正しく
心の力です。
心のあり様いかんで、
体調を崩したり
治したりすることが
できる私たち。

日ごろから
健全な心を育んで
おきたいものですね。

浄化される風景

多くの方が
大好きな風景だったり
心が穏やかになる風景を
お持ちだと思います。

私にも
大切にしたい風景が
いくつかあって
そのひとつが
地元の海岸から見る
富士山です。

海岸沿いには
ホテルなどの建物が
並んでいて
その建物の間に
浜に出る道が
いくつもあって
ここはうちから一番近い
海岸への道。

曲がった瞬間に

20151013富士山夕日

富士山です。

心が洗われるような、
勇気をもらえるような、
日々の感謝の気持ちが湧き上がってくる
いつまでも離れたくない風景。

みなさんも
ぜひ自分の大好きな風景を
大切にしてください。
意味づけをせずとも
様々な形で
心の助けになるはずです。
もし今持っていなかったら
探してみるのも楽しいと思います。

 

母の田舎訪問

週末、母と主人と3人で
親戚のお見舞いに
母の田舎へ行ってきました。

佐賀県の東唐津というところです。
過疎化が進み、
70才を超えた母の
小学校時代のクラス会は
いまだに20名ほどが
集まるようですが、
今では1学年が10名程度に
なってしまったそうです。

でも、この町には
素晴らしい自然が
たくさん残っています。

20151003_065548

写真はホテルから見た
朝の風景。
こんな日ばかりではないけれど、
素晴らしい朝のスタート。
気持ちが穏やかになります。