マインドフルネスな時間を過ごす

葉山に引っ越してからというもの
長い休みに外出をすることが
減りました。
土地柄長い休みには観光客で
大変な渋滞になり
本当だったら町から離れたほうが
良いのかもしれないのにです。

とはいっても、車で出かけるのは
渋滞にはまるばかりだから
家から出ない方がいい、と
思っているわけではありません。

豊かな環境に感謝しながら
ゆっくりと家で過ごす時間に
喜びを感じるようになったからです。

こんな風に休みを過ごしていると、
休みが終わる最後の日かその前の日
休みが終わることを
意識するようになった日に
本当にゆっくり過ごせた、いい時間だった、
と、充足感を感じることができます。

ゴールデンウィークの最終日、
私はある勉強会に参加していました。
「医療、心理関係者のための
マインドフルネス研究会」  です。
心豊かな人生を送るために
視線を外から内へ向ける勉強会です。
この勉強会をリードして下さるのは
仏教の教えに基づいた学びと実践の
指導をされているティクナット・ハン師の
お弟子さんたちです。

マインドフルネスとは
”一瞬一瞬を充実して生きる”状態のことで
日本語では「念」
”今と心が一つになった”状態
のことをいいます。

私がマインドフルネスに興味を持ったのは
ティクナット・ハン師がいつも仰っている
言葉からです。

我々は常に、「時間がない」といいながら
一日中焦った生活をしています。
「どんなことでも早ければ早い方がいい」
という考え方は、ストレス(苦しみ)の
原因になります。 ~中略~
そんなに焦ってどこへ行くのでしょう。
どんなに急いでも、最後は誰でもお墓に入るのです。
(引用:書籍「味わう生き方」 木楽舎)

そうだ!
急いだら、お墓に入るのも早くなってしまうんだ!

当たり前のことかもしれませんが、
純粋にそう思いました。
元々私は、そんなに急いだ生活は
好きな方ではありませんでしたし、
同じようなことは随分前から学んで
実践はしていたつもりでしたが、
それでもいつも時間に追われ
急いでいる生活をしていたと思います。

それがやっと腑に落ちて
自分らしいマインドフルネスな
時間を過ごすことができるように
なったのです。

今を大切にできるようになった
ということです。
休みは必ず、せっかくだからと
旅行にばかり行っていた私。
とどまるという過ごし方をすることで
こんなに充足感が得られるとは・・・。

本当にこころ豊かな
ゴールデンウィークでした。